近畿第一ブロックのことブロック活動報告

松山青年部主管で行われた四国ブロック研修会に参加されました会員さんより報告いただいております。


四国ブロック研修会

10月20日21日の二日間、初めてのブロック間交流参加のため、四国ブロックの研修会、松山の奥道後『壱湯の守』へ行って参りました。

未だにブロックの事をよく理解していない私にとり、未知の世界のように感じていたブロック間交流ですが、ある身近な先輩があちこちへ出向かれ、多くの繋がりを得て戻ってこられるご様子を近くで見ており、密かに興味はあったのでした。
それに、LTへ出向させて頂いた私にとって、同期生が活躍している姿を見られる機会になると聞き、ますます参加の意欲は高まるばかりです。

きっかけは、まさしくその先輩に誘われたことでした。
また、今年度は9月に奈良青年部主観によるブロック研修会があり、ますます他人事ではなくなっていたいましたし、すでに今年度のブロック研修会を終え1ヶ月強が経っていましたが、ただ参加するという感覚というよりも、更に勉強させて頂きたいという気持ちがありました。

当日、今回の会場でもありご用意いただいた宿泊先でもあるホテル壱湯の守に到着して、早速お呈茶を頂いたのが館内にある吟松亭でした。
ホテル内の移動でしたが、日本だけでなく海外の学生さんらしき姿のご案内も見られ、皆さまで作り上げられている事を実感できました。
同じく松山、祝谷の茶室『拾翠庵』を移したという『吟松亭』はとても美しい建物で、貴重なお茶室でお茶を頂き、それだけでも四国ブロックのお茶の美しい部分に触れられたように思います。

お茶を頂き、まだその余韻に浸りながら研修会の会場に入り、すぐに研修会がスタートしました。
そのスマートな案内は是非身に付けたいところです。

総本部報告では、橋本一郎裏千家学園事務長様より学園について、『道学実』の実践、青年部の会員数についてなど、続いて福井正興青年部全国代表者会議議長より、青年部活動の挑戦、会員拡大について、お話をいただきました。

式典後はすぐに研修が始まり、初日は松山式会の鳥谷照雄会長による『語りかける子規』をテーマに講義いただきました。
正岡子規の人物像や生涯を踏まえて、玄祖父の正岡一甫が松山藩・茶道組頭であった話、藩主松平家と裏千家の関係、更に古道具屋で見かけた茶碗のことなど、正岡子規が松山市出身である事さえ知らなかった私ですが、俳人のイメージとは全く違う子規像をお茶を通じて知る事ができました。

講習会後の夕食懇親会、初めてのブロック間交流のため、勿論他ブロックの懇親会も初めての参加です。
ここまでも十分におもてなし頂いたように思っていましだが、細やかにお声がけ頂いたり、夜も楽しい催しをご用意くださったり、これもまた大変勉強になりました。

その夜は楽しい気分のままお部屋に戻ると、なんとお部屋にもお手紙とお土産をご用意くださってあり、更に幸せな気持ちに。

そして二日目、研修会場の前にてお呈茶を頂き、四国ご出身で今日庵業躰の中野宗剛先生による濃茶手前の実技講習を受けさせて頂きそのまま閉会式へ。
閉会式でのご挨拶にて、主幹となられた松山青年部の皆さまは、どのような思いで四国ブロックの皆さまや、私たち他ブロックの青年部員をお迎えくださったか、多くはお話になられませんでしたが、ご準備から心を砕いて下さったのでは無いかと思います。
一つ一つに丁寧で心のこもったおもてなしが感じられる講習会でした。

今回、松山での四国ブロック研修会に参加した感想ですが、ブロック間交流について、お話には聞いていたものの自身で体験するとでは全く吸収できるものが違いましたし、そして自分も誰かを楽しくもてなしを差し上げたい、という気持ちをいただいたように思います。
また自分の所属している地域以外のことをほとんど知らない私でしたが、他ブロックの方との交流を通じて、今後の青年部活動において、その吸収した事を少しでも活かす事ができそうな、自信にも繋がりました。

今回お世話になりました、西谷ブロック長をはじめ四国ブロックの役員の皆さま、主幹となられた松山青年部の皆さま、お誘い下さった先輩やLT同期生にはこの場をお借りして改めてお礼申し上げます。

奈良青年部 大西未奈子