近畿第一ブロックのことブロック活動報告

2月4日、裏千家学生茶道研究会と青年部との合同茶会が京都市国際交流会館で開催されました。

裏千家学生茶道研究会(通称:裏研)は、昭和40年に鵬雲斎千玄室大宗匠様の呼び掛けで、大学生の茶道に対する学術研究と会員相互の交流を目的として発足し、20の大学が加盟しています。

今回は、裏研役員を中心とした学生と、青年部のメンバーとが意見を出し合いながら準備を進めてきました。

学生より菓子作りの要望があり、京都祇園に店を構える鍵甚様にご協力をいただき、菓子作り体験とお茶席を行いました。

菓子作り体験では、梅の練り切りの作り方を教わりました。まず五等分に筋目を入れるところから、大苦戦!中心がずれたり、等分にならなかったり、はたまた六等分になってしまったとの声も聞こえてきて…。修正すればする程どんどん形が崩れていき、最終的にはなぜかシュウマイになった人も…。職人さんが簡単そうに作られる美しい和菓子は、熟練の技の賜物だと痛感しました。

お隣の茶席に移動して、自分で作ったばかりの和菓子をいただきます。あんなにも手にかけた和菓子は、食べると一瞬でなくなってしまい、なんとも儚いこと。形はいびつでも自分で作ったお菓子は愛おしくおいしく感じました。

お茶席は、若いエネルギーが満ち溢れ、「茶道が好き!」という想いが伝わってくる素敵なものでした。

近畿第一ブロックでは、一年に一度、裏研の学生と青年部の合同行事を開催し、交流を深めています。学びが多いことに加え、茶道の楽しさを感じることのできる大切な機会となっています。

(広報委員長 井口香苗)