近畿第一ブロックのことブロック活動報告

平成30年6月2日、熊本で行われました復興支援ボランティア貫道プロジェクトに近畿第一ブロックより6名「福井前ブロック長、中村ブロック長、中澤幹事長、茶谷副ブロック長、三木部長、松田さん(L・T)」が参加いたしました。

中村ブロック長より活動報告を頂きました。


復興支援ボランティア「貫道プロジェクト」

平成30年6月2日(土)、熊本において、千 宗室家元出席のもと、復興支援ボランティア「貫道プロジェクト」が開催されました。全国より、第25期、第26期全国委員会、第31期L・T出向員、九州ブロック並びに各地の裏千家学生茶道研究会所属の大学生有志、計149名が参加し、熊本地震で被害の大きかった4つの町村(益城町、御船町、南阿蘇村、西原村)の仮設住宅や公共施設14ヵ所で呈茶交流活動を行いました。

当日の一か月位前から、15名ずつのグループに振り分けが決まり、呈茶会場が決定しました。グループではそれぞれのリーダーのもと、メールをやり取りして当日の設え、道具、お菓子などの話し合いを進めました。普段のお茶会の企画とは異なり、被災された方々、仮設住宅に今も暮らす方々にどのように接し、どうすれば心が安らぐようなひと時を持っていただけるかを考えました。

そして迎えた当日。顔合わせは初めてというメンバーも多かったのですが、そこは青年部の会員同士、同じ志のもと、限られた時間の中で準備から後片付けまで協力して行うことが出来ました。事前に告知していただいており、呈茶会場には開始時間前からお客様が沢山来られました。私の担当会場には子供は少なかったのですが、お菓子を食べ、お茶を飲むことを通じて話を聞き、同じ時間を共に過ごしました。嬉しかったのは、前年度の貫道プロジェクトでお会いした方が来てくださったことです。「ここに来たら会えるかなと思って」という言葉。そしてお互いが覚えていたこと。このプロジェクトに続けて参加したことが実を結んだひと時でした。

呈茶活動終了後は報告会があり、グループごとの会場の様子が報告され、参加者で活動を振り返りました。その後の夕食懇親会では、これまで準備に尽力されてきた熊本の青年部の方のホッとされた表情が印象的でした。

京都南青年部
中村正史